入れ歯洗浄剤の成分

こんにちは!スタッフのKです。今回は入れ歯洗浄剤に含まれている成分についてお話しします。
そもそも洗浄剤はブラシで十分にお手入れができている場合は必要ありません。ブラシでは取り切れないような細かい汚れや菌を除去するために使います。また、口に使うものなので歯磨き粉で代用しても良いと考えている方もいらっしゃいますが、歯磨き粉には研磨剤が入っていて、入れ歯に傷をつけてしまい、細菌が繁殖してしまう原因になるので歯磨き粉を洗浄剤の代わりとして使わないようにしてください。なのでブラシで落としきれない汚れは洗浄剤を使うことをお勧めします。
洗浄剤には5つの作用があって、殺菌、消臭、洗浄、カンジダ菌溶解、除石があります。これはブラシだけでは落とせない汚れになるので洗浄剤を使って綺麗にします。
成分としては、大きく分けると、過酸化物系、酵素系、次亜塩素酸系の3つに分けられます。
まず、一般的に多く販売されているのが発泡することによって汚れを落とす過酸化物系になります。殺菌や消臭だけでなく、着色汚れにも効果があります。
次に酵素系ですが、酵素系はタンパク質を分解します。酵素の成分によって入れ歯に付着したプラークを分解して洗浄します。汚れや殺菌作用はあまりありません。
最後に次亜塩素酸系ですが、次亜塩素酸系は、強力な殺菌作用や漂白作用を持っている、アルカリ性の成分です。入れ歯の表面に付着した細菌を綺麗に除去してくれます。ですが、長時間つけ置きをしておくと入れ歯を傷めてしまったり、金属部分を変色させてしまう場合があるので正しい使用時間を守るようにしてください。
どれがどのようなものに効果があるのか、と言いますと、除菌に最適なのは次亜塩素酸系で、消臭は過酸化物と酵素系、漂白は次亜塩素酸系になります。逆に、酵素系は漂白作用があまりないので注意してください。
また生薬という成分もありますが、これは主に臭いを抑え、除菌をしてくれる成分です。安全性的には一番優れていまが、汚れを除去する効果はありません。

入れ歯は入れ歯洗浄剤を用いて、毎日清潔にしておくに越したことはありません。汚いまま放置しておくと、表面に白色のカス上の汚れが付いてくるようになります。これはデンチャープラークと呼ばれるもので、実は細菌の塊なのです。そのままさらに放置しておけば臭いや歯茎の炎症の原因になってしまいます。また、部分入れ歯の場合だと残された歯を虫歯や歯周病にしてしまう可能性があるのです。
なので出来る限りは毎日細菌を除去して清潔な状態を保つことが大切になります。入れ歯をどのように洗浄したいかなどご自身の入れ歯に合ったものを選んで口の中を綺麗に保つようにしてください。

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