針金のない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」

こんにちは!スタッフのMです。今回は針金のない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」についてお話したいと思います。



Q.ノンクラスプデンチャーとは?保険の入れ歯との違いは?
保険の入れ歯は針金が入っているので銀色の部分が見えてしまい、目立ちます。針金のない入れ歯というのはノンスクラプデンチャーといって、針金の部分が歯肉の色になじむピンク色の樹脂を使っているものです。そのため入れ歯をあまり目立たせずに装着することができます。金属を使用していないので金属に敏感な方でも安心して使用いただけます。この入れ歯は保険外なので価格は約12万~40万です。材質に柔軟性があるため、入れ歯が動きやすく支える歯を駄目にしてしまう、歯肉や骨にダメージを蓄積してしまう、過度な衝撃や噛み合わせによって壊れてしまうというリスクがあります。また、保険の入れ歯に比べて調整や修理がしにくいです。他にも保険の入れ歯との違いで大きいのは、重さになります。保険の入れ歯が金属を使用しているのに対し樹脂を使用しているノンクラスプデンチャーは保険の入れ歯に比べて重さが約半分になります。



 Q.ノンクラスプデンチャーは壊れにくい?外れやすさは?
結論からお話しますと、ノンクラスプデンチャー噛み合わせによっては壊れる可能性があります。針金を使用している保険の入れ歯に比べると強度はそれ程強くはありません。しかし、ノンクラスプデンチャーは様々なメーカーがあるため耐久性の強いものにすると割れる心配がない場合もあります。メーカーの種類や詳細は担当の歯科医師に相談して決めると良いと思います。
また、ノンクラスプデンチャーも所詮は入れ歯、外れる可能性もゼロではないです。しかし、伸縮性が強く外れにくくはなっています。
壊れてしまったり外れてしまったりした入れ歯は、ノンクラスプデンチャーだと修理をすることは難しいです。そのため、一度歯科医師に預けていただいて修理をするという形になります。



Q.ノンクラスプデンチャーはどのような素材でできているの?どのくらいの期間使うことができるの?
ノンクラスプデンチャーにはいくつか種類があります。代表的なものを挙げますと、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリプロピレン、アクリル、ポリエステルの五種類の素材が厚生労働省から認可を受けています。その使用期間はものにもよりますが、大体5年程度です。
素材によって出来上がるノンクラスプデンチャーの特徴が異なります。その中でもポリアミドでできたノンクラスプデンチャーが最も広く普及しています。様々な素材でできたノンクラスプデンチャーの中で最も早くに開発されてきたものだからです。柔軟性に富むため痛みを感じにくく、付け心地の良い仕上がりになります。また、壊れにくいという特徴も持ちます。その半面で、柔軟であるために噛む力が弱くなってしまうというデメリットがあります。さらに、大きな入れ歯の作成には向きません。これは大きな入れ歯では「たわみ」が大きくなってしまうためです。ポリプロピレンやポリカーボネートはポリアミドより硬度が高いため、入れ歯の大きさやお好みの使用感に合わせて、かかりつけの歯医者さんと相談して決めていただくのが良いでしょう。



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