失った歯の役割を補うために毎日装着する入れ歯(義歯)。毎日口の中に装着し使用する入れ歯だからこそ、お手入れは欠かせません。
しかし、患者さまの中には適切に手入れが出来てりなかったり、誤って理解してしまったりしている人も見受けられます。お手入れが正しくできていないと、細菌が増殖してしまい感染症を引き起こしたり、破損してしまったりする場合もあります。
そこで今回は、入れ歯のお手入れ方法や管理方法について、詳しくご紹介してまいります。
誤ったお手入れ方法をすると?
入れ歯が原因で以下のようにトラブルが生じてしまうことがあります。トラブルが生じてしまわないように、誤ったお手入れ方法をしている場合は改善が必要です。
・入れ歯が変形・破損
・入れ歯に臭いがこびりつく
・入れ歯が口内炎の原因になる
・入れ歯に歯石や色素が沈着してしまう
・虫歯や歯周病になりやすくなる
入れ歯のお手入れ方法
入れ歯のお手入れ方法をご紹介します。総入れ歯(総義歯)と部分入れ歯(部分義歯)とで若干お手入れ方法は異なります。まずは、共通のお手入れ方法を確認しましょう。
1. 入れ歯用の専用ブラシや入れ歯専用のスポンジ、ガーゼなどを用意しましょう。
2. 入れ歯を磨くときは、歯磨き粉の使用は避けましょう。
3. 入れ歯は必ず水の張った洗面器の上で、流水下で洗い必ず口から外して洗いましょう。
4. 毎食後に自身の歯を歯磨きするように、入れ歯も同じように洗いましょう。
5. 優しい力で汚れを落としましょう。
6. 就寝時にはぬるま湯に洗浄剤と入れ歯を入れ、消毒をおこないましょう。
7. 入れ歯を洗浄剤に付ける時間は商品によって異なるために、確認しましょう。
8. 入れ歯が変形や変色してしまうので、熱湯や漂白剤などの使用は避けましょう。
次に、総入れ歯と部分入れ歯を洗う際の注意点を確認しましょう。
【総入れ歯】
顎堤(歯肉)に面している内側(床)の面や、歯と歯の間に汚れが付着しやすいため、念入りに義歯用ブラシで磨きましょう。
【部分入れ歯】
歯にかける金属のクラスプ部分に汚れが溜まりやすく、また、クラスプをかける歯や、入れ歯に接している歯に汚れが付着しやすいために、念入りに義歯用ブラシで磨きましょう。
【入れ歯の管理方法】
入れ歯を外すときは、外した入れ歯を流水下で洗い水の中で保管しましょう。入れ歯は乾燥に弱く、乾燥してしまうと変形や破損の原因になりかねません。
お口の状況は日々変化していきます。毎日使用している入れ歯に違和感や、痛みを感じるようになった場合には、我慢することなく歯科医院で調整をおこないましょう。入れ歯は一生ものではなく、日々変化していくお口の中に合わせて、入れ歯もそれに伴った調整が必要となります。
世田谷区下高井戸駅から徒歩3分、駅から近い高峰歯科医院は
平日夜間や土曜日・日曜日も開いてる歯医者です。
虫歯・歯周病など歯の治療や、ホワイトニング・インプラントなど
歯のことでお悩みの方は、一度当歯科医院にご来院ください。
ご予約は03-3321-4180までお電話ください。