インプラントと費用

こんにちは!スタッフのKです。今回はインプラントとかかる費用についてお話します。
そもそもインプラントという言葉は医療器具を体の中に埋め込むことを指すので、心臓のペースメーカーや美容手術のシリコンなどもインプラントの一種になります。今回お話する歯科インプラントは、はの無くなってしまった部分に対して行う治療法です。歯が無くなってしまった顎の骨に生体材料で作られた金属で歯根を埋めて、それを土台にしてセラミックなどで作られた人工の歯を取り付けます。ブリッジや入れ歯と比較すると歯を削ったりすることがないので歯に負担がかかりにくいです。また、他の歯と関係なく独立して機能するので、見た目も良く、他の治療法と比べると違和感が少ないというメリットがあります。パーツとしては、顎の骨の中に埋め込まれる歯根部、その上に取り付けられる支台部、歯に相当する人工歯の3部分に分けることができます。天然歯であれば、歯肉部分はエナメル質と付着上皮、その下の結合組織はセメント質と結合することで細菌の侵入を防いでいるのですが、人工歯の場合はその構造が無いので細菌が入りやすい状態になっているので日々の歯磨きなど口内を清潔に保つことが一層重要になります。

インプラントの施術方法:1回法と2回法
施術方法は2つあり、一つ目は1回法です。これはインプラント体を埋める部分の粘膜を切開し、骨にドリルで穴を開けてインプラントを埋め込みます。二つ目は2回法というもので、1回目と同様インプラント体を埋め込んだ後上部の穴にカバーを付けます。切開した粘膜を縫い合わせて一回目の施術は終了となります。インプラント体と顎の骨が結合するのを3~5か月ほど待ち、2回目の施術としてカバーの上の粘膜を切開してカバーを除去した後、アバットメントを仮で取り付けます。その後粘膜の治癒を2~3週間ほど待ち、本物のアバットメントを取り付けます。2回法で治療する場合は、骨の量が少なかったり骨が柔らかい場合に行われます。

インプラントにかかる費用
次にインプラントにかかる費用についてお話します。平均的には30万~50万ほどです。首都圏や都市部になると価格帯が少し上がり35万~55万になります。インプラント治療は自由診療という保険が適応されない治療法になります。なので医療機関側が自由に価格設定をできるので各医院によって異なります。医院の設備や歯科医師の技術、使用する素材によって変わるというわけです。また、口腔状態や、全身状態も要因の1つです。造骨や、セデーションと言われる静脈内鎮静法が必要かどうかで変わってきます。インプラントは骨が十分にないと歯を支えることができないため施術できないものなのですが、造骨は骨が足りない場合に補う手術です。骨不足で治療を断念しなければならなかった患者さんもこの手術によってインプラント治療が可能になります。この造骨手術も身体状況や骨の状態によって治療法が異なるので価格が異なります。大体30万~100万ほどになります。

他の治療法より高額ではありますが、どの治療法よりも元の自然の歯に近い感覚を取り戻すことができます。医院によって価格は多様なので歯科医さんと相談し、自分に合った医院を探してみてください。
インプラントとは、厳密にはヒトの体に埋め込む人工物のことを言います。インプラント治療とは、歯を失った個所に人工の歯を埋め込み、歯を補う治療法です。差し歯は歯の根元が残っている状態で行う治療であり、インプラントは抜歯が必要になった時に行う治療法です。一番の利点はほかの治療と違い、となりのはをけずらなくていいことです。最大の欠点は費用の問題で高いことですね。10万から40万が相場です。
値段はなぜ違うかといいますと、その医院の治療方針、保証、メーカーなどですね。電化製品とおなじで安いのはあまりおすすめではありません。

インプラントの治療期間は?
 インプラントは、一次手術と二次手術の合計2回手術を行います。一次手術では、歯茎を切開し、顎の骨にインプラントを埋め込みます。この手術は一般的に、1~3時間ほどです。この手術を終えて上顎であれば6か月、下顎であれば3か月ほど治癒期間を置き、埋め込んだインプラントと骨の結合が確認できてから、二次手術を受けることができます。
 二次手術は、インプラントと人工の歯を持続させるアバットメントの取り付けが目的です。骨は削りませんが、少し歯茎を切開し、インプラントの頭を出す必要があります。この手術から1~6週間たち傷が癒えてから、今度は患者様に合った人工の歯を作ります。この歯の装着は歯茎の切開なども必要としないため、手術は必要ありません。この歯を装着すれば、インプラント治療は終了です。




インプラント治療は、早ければ約4か月長ければ約8~9か月かかります。個人差はありますので、検討中であれば、一度歯科へ相談に行くことをおすすめします。

インプラントの使用可能な期間は?
さて、インプラントはどのくらいもつかといいますと、10年程度と言われています。インプラントメーカーが提示する保証が10年に設定されていることからこの年数になっています。入れ歯の平均寿命は5年、ブリッジの平均寿命は8年といわれているので、それらと比較するとインプラントはもちがいいですね。さらに、定期的なメンテナンスやホームケアを行えばもっと長く使うことも可能です。
当院では3年以降もった歯でまだだつらくしたようなケースはありません。しかし、一般的には10年程度とお考え下さい。

また、インプラントは術者の経験も非常に大事なのでかかりつけの先生とよく相談の上お考え下さい。


次に「どうして金属のインプラントと骨がくっつくのか」についてお話したいと思います。
そもそも歯医者で用いるインプラントとは、デジタルインプラントと呼ばれるものです。これは虫歯やケガなど、何らかの原因で欠損してしまった歯の場所に人工的に歯の根っこを埋め込むもので、それを土台として人工的に歯を再生させます。その根っこの部分には、噛んでも壊れないよう、ある程度強度のある金属が用いられています。
ですが、なぜ人体のアレルゲンでもある金属が上手く土台として人体の中で作用するのでしょうか。

理由は用いられている金属の種類にあります。歯科用に用いられるインプラントには、主にチタンチタン合金が用いられています。
チタンは1952年ごろにある実験の最中に偶然骨と癒着することが発見されました。これは他の金属と比べかなり珍しい性質で、人体にとってとてもやさしい金属です。歯の根っことしてこのチタンを埋め込んでも異物とされず、骨がチタンの細部まで形成され取り込まれます。それによりインプラントはなり立つのです。
その性質から、金属アレルギーを示すケースも少ないのが特徴です。貴金属や非貴金属、人体は様々な金属アレルギーを持っている場合がありますが、このチタンはゆっくりと人体と親和していくのでアレルギー症状、炎症などが起きることは稀であるとされています。



今回はインプラントについてお話しました。



世田谷区下高井戸駅から徒歩3分、駅から近い高峰歯科医院は
平日夜間や土曜日・日曜日も開いてる歯医者です。
虫歯・歯周病など歯の治療や、ホワイトニング・インプラントなど
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