歯につかう合金の利点、欠点、

こんにちは!スタッフのSです。今回は「歯につかう合金の利点、欠点」についてお話したいと思います。

・銀合金
歯の詰め物として使用される銀合金ですが、一体どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
銀合金の一番のメリットとしては、保険が適用されることにあります。保険が適用されるので、比較的安価に作ることができます。アマルガム合金のように、人体にとって害になるような成分も含んでおらず、安全に使用できる金属であると言えます。
銀合金のデメリットは、金合金にくらべて強度が低いことが挙げられます。強く噛みしめると折れてしまう事もあり、強い金属とはあまり言えません。また、変色しやすいこともデメリットの一つです。変色すると黒ずんでしまい、見た目があまり良くない状態になってしまいます。他の金属と合わせることで多少リスクは軽減できますが、あまり効果が出にくいケースもあります。


・ニッケルクロム合金
ニッケルクロム合金とは主に、詰め物やブリッジなどの治療の際に使用します。
ニッケルクロム合金とは、ニッケル73.5%、クロム5.0%、銅12.5%、錫5.0%、その他4%の金属が使用され成り立っている合金です。
ニッケルクロム合金は、クリストバライト埋没剤で、熱で溶かして歯に詰めることができます。また、反復使用することもできます。研磨も簡単にできるので、色は美しいプラチナになります。液相点は1250℃、硬さは288HV、耐力は405MPa、伸びは5%となっています。
しかし、ニッケルクロム合金は実は発がん性物質です。ニッケルやクロムは超微量では必須ミネラルとして身体に必要な物質なのですが、かたまりで入れてしまうと発がん性物質となってしまうのです。そのため、ニッケル・クロムの金属を外した瞬間症状が改善したという声もケースもあります。
詰め物に使用する金属は担当の歯科医師に話を聞いて、相談した上で決めることをお勧めします。


・コバルトクロム合金
コバルトクロムだけで出来ている金属は生体親和に優れていて欧米では貴金属と同じ扱いをされます。また、これまで長く使われてきたので、信頼も実績も高い材料と言われています。特徴としては金属なので熱伝導が良く、温度を感じて食事が出来るのでよりおいしく食べることができます。また、腐食しにくく、汚れも目立ちにくいというメリットもあります。しかし、優れている物性なので鋳造が難しいとされていることから、供給性に少し問題があります。金属アレルギーをお持ちの方で、どうしても詰め物をしなければならないという場合はコバルトクロムが良くお勧めされます。金属アレルギーでも症状を引き起こしにくいそうです。自費治療になるのですが、広く使用されているので、金属を使う治療の場合はおすすめの材料です。
一つ注意点なのですが、歯医者によって治療費が異なるのでどのくらいの値段になるか相談してみてください。
 

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