義歯の作成手順

こんにちは!スタッフのKです。本日は義歯(入れ歯)の作る手順についてお話したいと思います。

義歯作成の手順
大まかな流れとしては印象採得→咬合採得→試適咬合圧印象→装着という感じです。まずは印象採得です。これはいわゆる型どりで、上下どちらとも歯型を取って石膏をついで模型を作り、それをもとに噛み合わせを診るための咬合床を作製します。次に咬合採得です。土台の上に噛み合わせをとるためのロウが盛られていて患者さんに噛んでもらい、形を取ります。この咬合床は顎の動きを再現した咬合器という機械に装着され、歯型のロウに沿って人工の歯が並べられていきます。次に試適咬合圧印象です。先ほどの咬合床を口に入れて噛み合わせや歯の並び具合を確認します。修正の必要が無ければ仮の咬合床をもとに義歯が作られます。最後に装着です。完成した義歯を入れて終わりなのですが、口内の粘膜は食べたり飲んだりする時に形が変わります。なので粘膜に触れる床の部分の調整が必要です。


義歯の保存方法
次に義歯(入れ歯)の保存方法についてお話します。入れ歯もご自分の歯と同じように毎日のお手入れがとても大切です。めんどくさいと思われるかもしれませんが、快適に使い続けるために毎日しっかりと入れ歯のお手入れをして正しい方法で保存しましょう。取り外した入れ歯は乾燥させてしまうとひび割れを起こしてしまったり変形してしまう可能性があります。したがって乾燥してしまわないように水中で保存をします。雑菌の繁殖を防ぐため、水は毎日交換して清潔な状態を保ちましょう。熱湯やアルコールの消毒はNGです。熱湯やアルコールをかけると変形や変質を起こしてしまう可能性があります。また、高齢者施設などに入居していらっしゃる方は他人の入れ歯と入れ替わってしまうことを防ぐために入れ歯に名前を書いておくことをおすすめします。


総入れ歯のメリットとデメリット
総入れ歯とは、上下どちらかの歯が全て無くなってしまった状態の時に付ける入れ歯の事です。メリットとデメリットについてご紹介します。まずはメリットについてです。部分入れ歯と違って保険適応の範囲が広いのでほとんどの患者さんは保険を使うことができます。また、総入れ歯はプラスティックのみ使用可能なのですが、その分また費用が抑えられ、修理が簡単という面もあります。逆にデメリットとしてプラスティックなので手入れを怠ると匂いや汚れが付きやすくなってしまいます。また、保険内では金属を使うことはできないので、吸着させることで入れ歯を固定します。なので歯茎が痩せてしまったり、唾液が少なかったり、食事の際は取れやすくなってしまうので注意が必要です。長期間使用しているとだんだん合わなくなってくることもあるので適的な調整をしないと壊れてしまったり使えなくなる可能性があります。さらに、保険を使って作った場合、6ヵ月以内にもう一度作ることは認められていないので再製作はできません。


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